イラン“報復攻撃”「目には目を」 イラン情勢の行方は
上村彩子キャスター:
今回の日米首脳会談。イラン側はどう受け止めているのでしょうか?
増尾 聡 中東支局長:
イラン国内では、今回の首脳会談への評価は一切報じられていません。この衝突が始まって以降、イランは日本だけではなく、アメリカの同盟国を名指しして非難することはありません。対立の矛先をあえてアメリカとイスラエルに絞っている印象です。
日本側の高市総理の発言は、イランにとってみれば想像の範囲内だったと考えられ、あえて言及する必要性はなかったとみられます。
喜入友浩キャスター:
こうしている間もホルムズ海峡の事実上の封鎖は続いていますが、イランがいつまで続けるのかも含め、イランの今後の出方をどうみていますか。

増尾 聡 中東支局長:
ホルムズ海峡の封鎖は基本的に続いているのですが、その一方で、パキスタンやトルコなど、特定の限られた国の船は通過ができるという動きが出ています。
イラン側は今回の衝突に関する各国の対応や評価を見極めつつ、通過を認める船を選別しているとみられます。「イラン寄りの国は便宜を図る」という政治的なメッセージとも読み取れます。
日本は伝統的にイランと友好関係にありますが、今回の首脳会談でもそうだったように、イランの対応を非難する立場を明確にしていますので、今後、日本の船舶の航行が認められる可能性は低いと思います。
そして戦闘の行方ですが、イスラエルがイランのガス田を攻撃するなど状況はさらにエスカレートしています。これに対し、イランも即座にカタールやイスラエルのエネルギー施設を標的に攻撃しました。
アメリカとイスラエルは、「イランの軍事力を大幅に削いでいる」と言っていますが、現状イランは「目には目を」という形でひるむ様子なく反撃しています。戦闘終結に向けた落としどころは見つかっていません。

















