無所属・新人 藤井伸生さん(69)

 私は、京都がとても大変な状況になっていると考えています。

 1つは北陸新幹線京都延伸計画、それから(精華町の)祝園・舞鶴等での軍拡の道、そして若狭湾の原発再稼働。この3つを何としても止めたい、そういう思いで立候補を表明いたしました。

■「祝園や舞鶴での軍事拠点化が進行している」

 中でも「軍拡の路線」については、本当に心を痛めています。21世紀には戦争を持ち込まないと言って、世界がその方向に進もうとしたにもかかわらず、戦争がどんどん広がっている。もう世界でこんな戦争はやめましょうよ。

 そして、戦争政策はこの日本でも始まっています。京都でも、祝園や舞鶴での軍事拠点化が進行している。「戦争準備はやめましょう」ということを私は訴えていきたいと思います。

■「暮らしを応援することが求められている。ケア労働者を大切にしたい」

 一方で、府民の暮らしはどうでしょうか。物価高で皆さん苦しんでいます、泣いています。その暮らしを応援することが今、とても求められていると思います。

 中でも私は、暮らしを応援する第一歩として「ケア労働者」を大切にしたい。「ケア労働を社会の真ん中に据える」という政策を訴えています。

 保育や介護、障がい福祉、医療。この分野が今、非常に厳しい状況に置かれています。ケアというのは、赤ちゃんから高齢者まで欠かせないものです。皆さんもこのケアを通して生きていると思いますし、私もそうです。子どもを保育園に預け、病気をしたら医療機関に行き、そして高齢になると介護も必要になってくる。

 この分野が今、細っています。危ない状況があるんです。これを何とかして変えたい。本来は国がやるべきことですが、国は軍事費には一生懸命お金を使う一方で、社会保障に予算を割こうとしていません。であれば、京都府としてこのケア労働を応援することが求められていると思います。

■「ケアの現場での人員配置を増やしたい」

 具体的には、ケアの現場で働く人が高齢者や子どもにしっかり寄り添って仕事ができるよう、人員配置を増やしたいと思います。ケアの現場では、なかなか人が集まらないという声を聞いています。ある特別養護老人ホームでは、ケア労働者が集まらず、120人の定員を100人に減らしたそうです。その地域では待機者が200人を超えているのに、介護者が集まらないために定員いっぱい受け入れることができない。

 ホームヘルパーも同様です。私が聞いた事業所では、70歳以上のヘルパーが半分を占めるという状況で仕事をされており、「自分たちが辞めたら事業所が潰れてしまうのではないか」という思いを持たれています。こうしたケア労働者を応援することが欠かせません。

 保育の現場についても、「ちょっと待ってね」と言わなくて済む保育園にしたい。先生方は、子どもが「ねえねえ、聞いて」と寄ってきても、たくさんの子どもを相手に対応しきれない。人員を増やし、待遇を改善して、「ちょっと待ってね」と言わなくて済む現場を作ることが重要です。

■「住める京都、住みたい京都にする」

 暮らしの応援には、他にも必要な制度があります。例えば、高齢者や若者の間で深刻なのが家賃が高いことです。「家賃補助制度」を創設したい。若者がこの京都に住み、生活をしていけるよう応援したい。

 これらをマニフェストに掲げています。京都府を「京都でよかった」「住める京都、住みたい京都」にする。その思いでこの知事選挙を頑張っていきたいと思いますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございました。