足が不自由になった妻を介護
法廷で語られた男の人生は、決して平坦なものではなかった。
7人兄弟の次男として生まれたが、家計が苦しく、ほぼ小学校に登校できなかった。中学校に進級しても、農業を手伝っていたという。
読み書きはほとんどできず、村のあちこちで工場勤めをして、27歳の時に妻と知り合い、結婚。2人の子どもに恵まれた。
子どもの独立後に2人暮らしが始まったが、妻が交通事故に遭い、人生の歯車が狂い始める。
妻は徐々に足が不自由になり、夫の介護が増えていった。
(被告人質問 以下同)
男 「買い物は最初は家内も行っていたが、段々(足が)悪くなっていった」
「今は私がほとんど買い物に行く」
弁護人「ご飯はどうしていた?」
男 「(朝・昼・晩)私が作っていた」
弁護人「洗い物はどうしていた?」
男 「私がしていた」
弁護人「お風呂で妻の身体を洗うことは?」
男 「ありました」














