「かんにんなと言いながら首を絞めた…」

87歳の男の背中は、法廷で震えていた。

60年ほど連れ添った妻が、認知症で暴言などに及ぶようになったことを苦にして、夫が手をかけた“老々介護殺人”。

「もうこれで終わりにしたいと思った」

なぜ悲劇は起きたのか。誰もが当事者になりうる問題を、法廷で見つめた。

(MBS大阪司法担当 柳瀬良太)