企業の間で取引されるモノの価格水準を示す2月の企業物価指数は去年から2%上昇しました。前の月との比較では中東情勢の緊迫化を背景に石油製品が上昇しています。

日銀がきょう発表した2月の企業物価指数は128.3で、去年の同じ月と比べて2.0%上昇しました。

銅や金の市場価格が値上がりしたことで、「非鉄金属」が去年の同じ月から32.5%上昇したほか、「飲食料品」も原材料や包装資材の値上がり分を価格に転嫁する動きから4.6%上昇しました。

さらに、前の月との比較ではガソリンや軽油を含む「石油・石炭製品」の上昇が目立っています。

中東情勢をめぐる地政学リスクの高まりから、2月下旬のアメリカとイスラエルによるイラン攻撃に先立って原油の先物価格が上昇傾向にあったことなどが影響し、前の月から3%あまり上昇しました。

日銀は先行きについて「今月に入り原油の先物価格の急上昇があったため、影響は指数に表れてくるだろう」としながらも、「日々変動が大きいため高い確度をもって見通すのは難しく、イラン攻撃の影響も含めた国際商品市況の動向を引き続き注視していく」としています。