1月1日に群馬で開催される駅伝の日本一決定戦・ニューイヤー駅伝(第67回全日本実業団対抗駅伝競走大会)で、世界初の水素中継車「地球を笑顔にするくるま」がデビューする。走行時に地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)を含め排気ガスを一切出さない「地球を笑顔にするくるま」は、第2移動中継車としてランナーの走りを伝える予定となっている。

「地球を笑顔にするくるま」は脱炭素社会の実現を目指す取り組みの一環として、TBSが2020年秋にSDGsキャンペーン「地球を笑顔にするWEEK」をスタートして以来、パートナー企業として共にSDGsの推進を行ってきたトヨタ自動車株式会社とタッグを組んで開発したもの。

車体のデザインはベースの鮮やかな青に加え、雫や気泡をモチーフにクリーンなエネルギーである水素を表現。「地球を笑顔にするくるま」のロゴを大きくあしらった、親しみやすく、目を引くものとなっている。

また、当日の放送では自然エネルギー由来の「グリーン電力」を使用。7時間分の放送に関わる電力合計約11,400キロワットについて、日本自然エネルギー株式会社が発行するグリーン電力証書(※1)を充当する。これにより、約5.2トンCO2(t-CO2) 分の二酸化炭素排出が削減されることになる。

(※1)「グリーン電力証書」
風力・太陽光・バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーによる「グリーン電力」を発電する際に生じる環境付加価値(化石燃料の節減やCO2排出抑制など)を「グリーン電力証書」という形で購入することで、環境にやさしい価値を持つグリーン電力を使用しているとみなされる仕組み。TBSでは日本自然エネルギー株式会社よりバイオマス由来のグリーン電力証書を毎年100万 kWh 分購入している。