■26歳がたどり着いた「実家でもない、ひとり暮らしでもない」スタイル

若者たちの拠り所として今、新たな生活の形が注目されている。


榛村光哲さん(26)
「実家でもない、ひとり暮らしでもないところを探して最終的にここにたどり着きました」


「ソーシャルアパートメント」と呼ばれる賃貸住宅に住む榛村さん(26)。2021年6月から実家を離れて暮らしているという。ひと月の負担は8万4500円(家賃・水道光熱費・管理費など含む)。一般的なシェアハウスと違い、ビリヤード台ラウンジなど入居者同士が交流できる空間が充実しているのが特徴だ。

榛村さん「1人で部屋にこもっていると、追い詰められたりとか、かなり悩んじゃうので」

首都圏を中心に51棟を展開。コロナ禍にも関わらず若い世代の入居者が増えている。


榛村さん「世の中の多様な価値観に、ここなら会えるのでは思って。コロナ禍だったからこそ、ソーシャルアパートメントに惹かれたというのはあると思います」

職場とも家族ともSNSとも違う繋がり方が榛村さんにとっての拠り所になっている。


榛村さん「目標に向かって努力しているところを共有して、励まし合ってみんなで一緒に楽しめる。このつながりが僕にくれたものは非常に大きい」