■北朝鮮のミサイル発射、ウクライナの悪夢がよぎる
Jアラート:
「北朝鮮によるミサイルが発射されました」
休日の朝になり響いた全国瞬時警報システム、Jアラート。宮城県も避難の対象地域となり一時、緊張が走りました。
クラヴェツ・マリヤさん:
「ウクライナいるのかなと思った、本当に残念だと思ったし、ミサイルのメッセージを見た時、驚きました」

ロシアの軍事侵攻が始まり10か月、未だに終息の気配は見えません。緊迫した状況が続くウクライナ情勢について軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんは、次のように分析しています。
軍事ジャーナリスト 黒井文太郎さん:
「プーチン大統領、個人の考えで(軍事侵攻を)始めている。彼が決断しないことには終わらない。ウクライナ側もアメリカを中心とするNATO諸国から軍事的支援を受けているので、ロシア側を軍事的に押し返している状況。ウクライナ有利の情勢のまま長期化する」
長引く軍事侵攻。ウクライナには戦火が広がり、街は変わり果てた姿に…。クラヴェツさんは両親をウクライナに残し、研究のためにひとりで来日。葛藤の日々が続いています。

クラヴェツ・マリヤさん:
「恥ずかしい(私だけ)安全な場所にいて助けるとか手伝うとかできません」

「私だけ安全な場所にいる」複雑な思いを抱えながらの仙台での生活。この日、ある2人がクラヴェツさんのもとを訪れました。今年9月、東北学院大学に研究生として受け入れられたエヴァさんとダリナさんです。