イランへの攻撃をアメリカ国内はどのように受け止めているのか?作戦長期化も懸念される中、トランプ大統領が最も危惧していることは何なのか?ワシントンで取材を続ける記者が解説します。

イランへの攻撃 アメリカ国内での反応は? 注目は「出口戦略」 

守川雄一郎記者:
現在アメリカでは、アメリカ軍がターゲットにしていた最高指導者ハメネイ師を死亡させたことが非常に大きく報道されています。

ただ攻撃自体について、アメリカ社会やアメリカメディアがどのように受けとめているかというと、大きな驚きを持って受け止めているとは言えない、と感じています。

その理由として、1点目は第二次トランプ政権の発足後、イランの核施設やベネズエラへの攻撃など、軍事行動が続いていたということです。2点目は、2025年の12月以降、トランプ大統領がイランへの攻撃について「いつあってもおかしくない」という発言を繰り返し、空母打撃群を中東地域に集めていたことです。

こうした状況が、「イランに対しいつ攻撃があってもおかしくない」というムードをアメリカ社会にもたらしていたと言えると思います。

こうした中アメリカメディアで今注目を集めているのが、トランプ大統領の出口戦略です。

トランプ大統領は、出口戦略についてインタビューで2つ示しています。1つが、攻撃を長期化させてイランの全てを掌握すること。2つ目が、攻撃を2・3日で終結させるということです。

特に注目されているのが後者です。トランプ大統領は攻撃後のCBSテレビのインタビューに対して、「外交的な解決の可能性は残されている」とした上で、「昨日(2月28日)よりも遥かに簡単になった。イランが打ちのめされているからだ」と強調しています。

ただ、自信満々なトランプ大統領ですが、すべて思惑通りにいくかというと、そう簡単ではないと言えます。