10年で8人目の国家元首 ペルーが抱える腐敗の闇

今、この米中対立の最前線となっているのがペルーです。現地時間の18日、ペルー国会は新たな暫定大統領にバルカサル氏を選出しました。驚くべきは、その交代の頻度です。

前任のヘリ暫定大統領は今月17日に罷免されましたが、ヘリ氏もまた前任者の罷免を受けて就任したばかりでした。これで暫定を含め、大統領の罷免は3人連続。この10年間で国家元首が8回も交代するという、異常な事態に陥っています。

罷免されたヘリ氏の失脚の要因には、中国人実業家との不透明な関係がありました。この実業家は、ペルー政府から利権を得ているほか、水力発電所の建設受注や中国系企業のロビー活動を担うなど、ペルー政界の深い部分に食い込んでいたとされています。