いま「しんどい」と思っている人に届けたい
(渡邊美希子さんの母親 渡邊達子さん)
「あの子(美希子さん)の事件があるずっと前、私は子どもにかかわる仕事をしていたんですが、そのときに出会ったお母さんの言葉が、いまも忘れられません。
いま、しんどいと思ってる人に届いてほしいなと思っているんですが、もし周りにしんどそうにしている人がいたら、伝えていただけると嬉しいです。
『生きてるだけで丸もうけ』
本当にそう思います。幼い子には、親だけじゃなく、近所の方とか周りの方とか、消防の方々とか『多くの大人に守られてるんだよ』というのを実感してほしいなと思います。
ちゃんと育ってほしいし、困ったときに誰かが手を差し伸べてくれたら、その手を受け止めるように育ってほしいし、大人になってもその感性だけはなくならないようにと願っています。
誰もが生きられる世の中は、やっぱり我々社会が作っていかなきゃいけないものなんだろうなと思います。
ただ、どれだけ良い施設を作ったとしても、その組織を動かしているのは私たち人間なので、温かい空気感みたいなものがなくなると機能しなくなると思っています」
──渡邊達子さんは「みんな、幸せに暮らせるのが一番」と締めくくりました。
続いて、渡邊美希子さんの兄の渡邊勇さんが、事件当時からの思いを語りました。














