"将棋の聖地"として知られる東京都の将棋会館が、再来年に移設されることを受け、山形県天童市は22日、支援金として1000万円を寄付しました。

日本将棋連盟は創立100周年を迎える2024年に合わせて、現在、東京都にある将棋の聖地「将棋会館」の移転を進めています。

これを受け、天童市は、全国的な将棋の普及や発展のためにこの事業を支援しようと今年10月、クラウドファンディングを始めました。開始から44日間で目標額の1000万円を達成し、22日、天童市長から日本将棋連盟の佐藤康光(やすみつ)会長に寄付金が手渡されました。

日本将棋連盟・佐藤康光会長
「全国の中学生選抜将棋選手権大会に中学生の時に参加させていただいて初めて天童の地に来させていただいたのが最初ですけども、私自身も非常にこちらの天童には深い思い入れがある場所で、こういうご縁をいただいたこと多大なる感謝を申し上げたい」

また、この寄付に対し、日本将棋連盟から天童市へ、感謝状が贈られました。

新しい将棋会館は、バリアフリー化や、対局の様子をネット中継できる環境が整えられるということで、2024年9月に完成予定です。