京都工学院・田中主将「練習でやってきたことを、そのまま試合で出すことができた」
![]()
翌15日は、その2回戦。関西学院は、今大会の開催地となった京都1位でシード校として登場した京都工学院と対戦しました。
京都の吉祥院公園球技場で行われた2回戦。序盤から地元の大声援を背に、京都工学院がペースを握ります。試合開始から勢いよく関学陣内に攻め込んでいくと、前半7分、SO・小西稜晴選手の裏へのキックに素早く反応したCTB・森田亘瑛選手がトライエリアでボールをおさえてトライ。5点を先制します。
その後も試合は京都工学院のペース。田中琉翔主将が「練習でやってきたことを、そのまま試合で出すことができた」と振り返ったように、コーチ陣が分析した関学対策を選手たちが確実に遂行していきます。ラインアウト、スクラムといったセットプレーで上手くプレッシャーをかけて、関学にチャンスらしいチャンスをつくらせません。関学の粘り強いディフェンスにトライこそ奪えなかったものの、24分にはPGで得点を加えて、8対0とリードを広げて前半を折り返します。
![]()
後半に入っても、京都工学院の勢いは止まりません。前日の激戦の疲れもあってか、ディフェンスへの対応が遅れ始めた関学に対して、素早くボールを動かしながらチャンスをつくり出していきます。そして後半の3分、CTB・石橋透和選手の突破からLO・服部直生選手がFWとは思えない走力をみせてトライに結びつけると、10分にはFW陣でトライを追加して18対0と、勝負を決定づけたかと思われました。
しかし、ここから関西学院が執念の粘りを見せます。残り時間が少なくなって行く中でフレッシュな選手を次々と投入して反撃転じると、20分には、FL・長谷川遼選手が、この試合初めてのトライ。さらにロスタイムに突入した31分にも、粘り強くボールをつないで今度は長谷川選手が左中間にトライ、プレッシャーのかかるコンバージョンキックを途中出場の林銀志朗選手が見事に決めて、18対12とワンチャンスで逆転可能な6点差まで詰め寄ります。
ラストワンプレー、自陣の深い位置から逆転を狙って攻撃を仕掛けていく関西学院。しかし、落ち着いて規律を守りながらプレッシャーをかけてくる京都工学院の前に、なかなか危険なエリアを脱出することができません。
最後は、トライエリアの中で関学のパスが乱れたところを、京都工学院のFL・田中琉翔主将が素早い反応でボールをおさえてダメ押しのトライ。ゴールも決めて25対12とした京都工学院が、粘る関西学院を振り切りベスト4進出を果たしました。
大島淳史監督が「BK陣に決定力がある関学さんに対してセットプレーでプレッシャーをかけ続けることができたが勝因。今年は、『もう一度、強い赤黒(アカクロ)の時代をつくる』その年だと思っている」と語った京都工学院。京都1位のプライドともに、地元での優勝にむけて、まずは第1関門を突破です。














