報徳学園・前里主将「頭から突っ込むぐらいの勢いでいこうと」

 そのほかの3試合、光泉カトリック(滋賀)にトライを許さず大差で勝ち切った大阪桐蔭、1回戦の京都成章(京都)に続いて御所実(奈良)に付け入る隙を与えず、強豪校相手にしっかりと結果を残した東海大大阪仰星と、大阪勢が強さを見せる中で、第3試合では、兵庫の報徳学園が大阪の常翔学園相手に、切れ味抜群の攻撃力を発揮しました。

 接戦が予想されたこの試合、序盤は常翔学園が持ち味の縦への推進力をみせて押し気味に試合を進めます。FW周辺で報徳学園を確実に押し込んでいくと、14分にSO・小田楓選手がトライエリアにけり込んだパントキックを見事にキャッチしたCTB・井元壮大選手がトライ。ゴールも決めて7点をリードします。

 しかし、ここから報徳学園が狙い通りの戦いぶりで反撃します。「まずは、ディフェンスで勝とうと試合前に、(みんなで)決めていた。頭から突っ込むぐらいの勢いでいこうと話をしていた」と前里歩夢主将が振り返ったように、低く鋭いタックルを連発して常翔学園の攻撃を食い止めると、21分には、FB・梅津亮介選手が巧みなステップでトライラインに迫った後、最後はHO・難波竜彰選手が右中間にトライ。ゴールも決めて7対7の同点に追いつきます。
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 さらに、後半開始直後の1分、BKで攻撃を仕掛けてきた常翔学園に対して強烈なタックルでミスを誘うと、ボールを拾い上げたWTB・林悠椰選手がそのまま20m以上を走り切ってトライ、12対7と逆転に成功しました。

 このトライで試合の流れを引き寄せた報徳学園は、さらに9分、再び鋭いディフェンスで常翔学園の反則を誘って敵陣深くまで攻め込むと、今度はFW陣が奮起してPR・中村海聖選手がトライ、確実にゴールも決めて19対7として完全に勢いに乗りました。その後も着実に得点を加えた報徳学園。40対14の大差で、難敵・常翔学園を下してベスト4進出です。

 1回戦、2回戦の結果はご覧のとおり、ベスト4進出を決めた4チームは選抜大会への出場権を獲得しました。準決勝は2月21日(土)。第1試合は、注目の大阪対決となりました。
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 1回戦、2回戦と実力校相手に力強い戦いぶりをみせている東海大大阪仰星の善住竜輝主将は、同じ大阪のライバルとの対決を前に、「今年は、一歩一歩積み重ねるということを意識してやってきている。『想う』というキーワードをもとに、ひとりひとりが責任を持って自分で判断して実行する。次の試合も一つ一つのことをしっかりと意識して戦っていきたい」と語りました。

 選抜大会への残り2つの出場権をかけた代表決定戦は、準決勝の後、同じ京都市左京区の宝ヶ池球技場で開催されます。