毎日殴られ、水責めなどの虐待も… 収容施設の劣悪な実態
ミャンマーは5年で、大きく様変わりしました。

アウン・サン・スー・チー氏率いる民主派政党が圧勝した2020年のミャンマー総選挙。軍の統治が長らく続いてきたミャンマーで、民主化は国民の悲願でした。

ところが、軍はこのときの総選挙に「不正があった」と主張。翌年の2月1日にクーデターを強行し、スー・チー政権の幹部らを次々と拘束しました。
軍は、平和的に活動していたデモ隊に容赦なく銃弾を浴びせ、多くの市民が殺害されました。逮捕者は3万人を超えるとされます。

軍に拘束された経験がある、20代のティンさん(仮名)。美容師として働いていましたが、抗議活動に参加したとして逮捕され、収容施設で激しい拷問を受けました。
軍に拘束されたティンさん(仮名)
「食事もろくに与えられず、毎日殴られ、水責めなどの虐待を受けた。兵士は私の頭に銃を突きつけ、『調書にサインしろ。お前を撃ち殺しても構わない。ここで死んでも問題ない』と言った。地獄のような恐怖だった」

一方的に作られた供述調書をもとに、扇動の罪で有罪判決を受けたティンさんは、刑務所に収監され1年半後に釈放されました。
刑務所では、魚を養殖する池の水を飲まされるなど衛生環境は劣悪で、医療処置を受けられず、命を落とす受刑者も少なくなかったといいます。

軍に拘束されたティンさん(仮名)
「軍人には人間としての感情なんて存在しない。罪を犯していない無実の人々が今も数えきれないほど投獄され、刑務所などで拷問が続いている」














