東京外国為替市場ではきょうも円安が進んでいて、およそ20年ぶりの水準を更新し続けています。
きょうの東京外国市場では朝方に一時、1ドル=126円70銭台をつけおよそ20年ぶりに126円台を記録した先週からさらに円安が進みました。
日本銀行 黒田東彦総裁
「急速な円安の場合には、マイナスが大きくなると思いますけども」
その後、日銀の黒田総裁が国会の答弁で円安をけん制する発言をしたことでいったんは、円安傾向にブレーキがかかる場面もありましたが、結局現在ごらんの水準で推移しています。
経済界からは・・・
経団連 十倉雅和会長
「為替の急速な変動ってのはよくなくて、やはり為替ってのは、あるレンジで安定するのがいいんではないか」
こう述べたうえで、急激な円安は資源価格の上昇や経常赤字など悪循環につながるという認識を示しました。
市場関係者はからは「黒田総裁の円安けん制の発言の一方で、大規模な金融緩和を継続する意向も示したことで、市場の方向性が乱れた」としています。
そのうえで「日米の金利差がある現状に変わりは無く、『口先』によるけん制の効果は一時的だ」との声も上がっています。
注目の記事
「太陽系外から飛来」の恒星間天体「3I/ATLAS」が最接近へ 「観測史上3つ目」宇宙望遠鏡が捉えた姿

「また無くなるのでは」と買い占めも…コメ豊作なのに続く高値「増産」は実現可能なのか?【Bizスクエア】

うどんを食べて育った「讃岐うどん雲丹」?!不思議な “食事シーン”をご覧あれ 水産科の高校生が飲食チェーンと共同研究し商品化【香川】

『あの外国人女性はどこに?』1970年万博パビリオンで忘れられない出会い 77歳男性の願い叶うか―― 55年ぶりの万博で起きた奇跡に密着

「ママ、涙が止まらなかったんだよ」2歳の娘にいつか伝えたい 消えたぬいぐるみ「コアちゃん」のこと 40軒の聞き込みとSNS、海を越えた宝探しが繋いだ“再会”

父親の腎臓を移植した男性 “使命感で” 体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発…「お父さんが危ない」次に命をつないだのは-
