双葉町のコーヒーを世界へ

コーヒーを待つ数分間。何気ない会話が町の空気を温め、縁を作り出しています。

深澤諒さん「ありがたいですね。本当に顔の見える距離感で、コーヒーを飲みに来ていただけたりとかするので(浜通りの人には)恩もめちゃくちゃ感じていますし、やっぱりご縁だなと思うところもあって、すごく色々なものをいただいたからこそ僕も何かしらやりたいと思うし。どんどん縁がめぐっていくなというのはこの地域にいるとすごく実感する」

お客さんと話す時は笑顔の絶えない深澤さんですが、コーヒーと向き合う時の表情は真剣そのもの。自身の五感に加え、味や焙煎のデータを研究し、理想の一杯を追い求めます。

深澤諒さん「2度ずつお湯の温度を変えてどれがおいしいのかなと研究したり、焙煎も火力を少し変えるだけで味が変わってきたりするので、どういうレシピがいいか地道に研究していったりする」

一粒の豆と、一人ひとりのお客さんと、ひたむきに丁寧に向き合う毎日。「オープンロースタリーアル」は、震災から15年を迎える双葉町の確かな日常となっています。この一杯が世界に届く日を夢みて、深澤さんの挑戦はこれからも続きます。

深澤諒さん「双葉町を象徴するようなコーヒー、浜通りを象徴するようなコーヒーをここで作って、世界中、全国の方に飲んでいただく、求められるコーヒー店、この町を伝えらえるようなコーヒー屋さんになりたいと思っている」