野党は大物議員も「追う」展開に 区割り変更の影響大きく

野党側、特に中道の状況について市澤デスクは「立憲の幹部だった候補が、終盤にかけて接戦どころか追う展開になってる」と指摘。具体的には、宮城4区の安住淳氏(中道)や福島2区の玄葉光一郎氏(中道)の名前を挙げた。

安住氏は中道の共同幹事長を務め、当選10回のベテラン。市澤デスクも「国対=国会対策のプロ中のプロ」と話すほどの重鎮だが、現在は、自民・森下千里氏を「猛追」する位置にとどまっていると分析された。

同様に玄葉氏も、民主党政権時代に外務大臣を務めた経験を持ち、現在は衆議院副議長。当選11回を数える実力者だが、福島2区では自民の根本拓氏が「やや優勢」で、玄葉氏は「猛追」する位置にいるという。

こうした状況の背景には、2024年の衆議院選挙から反映されている「10増10減」による区割り変更の影響もある。

安住氏はもともと宮城5区だったが、区割り変更を受け、前回の衆議院選挙からは宮城4区に。「元々安住さんの地元ではなかった、仙台市近郊のベッドタウンが選挙区に含まれるようになった。その住民などは無党派層として今回は自民党に流れている」と市澤デスクは話した。

福島でも同様に区割り変更があり、もともと福島3区だった玄葉氏は前回衆院選から福島2区に。郡山市などが選挙区に加わったが「郡山市などの無党派層が今回は自民党に流れている」ことが要因の一つと分析された。