“シアターシンドローム” 機関投資家の動きは?

 こうした中で、機関投資家はどう動いたのか?

 利払い1兆ドルという巨額の借金を抱えているアメリカですが、2025年に就任したトランプ大統領は「利下げ」「ドル安容認」の姿勢を見せています。

 そして2026年、アメリカはベネズエラに軍事介入し、グリーンランド領有に意欲を見せるなど、政情不安が相次いでいます。

 こうした出来事が重なった結果、「もうけたい」機関投資家から大量の資金が流れ込み、金相場はパンパンに膨れ上がりました。

 ドラマ性のある出来事に過剰反応し現実を軽視する=「シアターシンドローム」状態にあり、「早く売りたいが今売るのは…何かきっかけが…」と、“ちょっとしたできごと”を探している…これが1月末の機関投資家たちの状態でした。

 こうした中で、FRB議長人事のニュースが出て、一気に売りが相次いだと見られています。