マラソン実績では吉田と井上が優勝候補の双璧

マラソン実績では24年福岡国際で2時間05分16秒の日本歴代4位をマークし、昨年9月の東京世界陸上代表だった吉田と、18年アジア大会金メダリストで、2時間06分14秒の記録を持つ井上が双璧だ。

吉田は準備状況を「マラソン練習に関しては概ね12月に終わっていて、この1か月はニューイヤー駅伝(1区区間9位。区間賞と5秒差)、2週間前の全国都道府県対抗男子駅伝(7区区間4位)とそこそこ走れて、順調な流れで来ています」と説明。

目標については「優勝ないしは日本人1位というところ、順位争いを第一に考えて、タイムに関してはほとんど考えていません」とコメント。日本人選手では唯一、優勝への意欲を見せた。

井上は今回初めて、豪州のホールズクリークで直前の練習を行った。「標高1600mの高地で練習を積んできました。体への反応がどう出るか、レースを走ってみないとわからないところがあるのですが、やるべきことは1つ1つこなしながら調子を上げてきました。タイムや順位は、当日の(気象)状況やレースの流れもあるのであまり考えていませんが、自分の今持っている力をしっかり出し切りたい」

井上は高校時代は全国トップレベルの選手ではなかったが、負けん気の強さで代表まで成長した選手。タイムや順位を意識しないというのはレース直前のことで、練習は当然、記録を出し、良い順位を取るために行っている。大会主催紙の取材には「シンプルに走っている時は誰にも負けたくない。勝ちたい」と率直な思いを語っている。優勝争い、日本人トップ争いとなった時、2人の優勝への思いの強さが走りに現れるだろう。