「精錬に環境負荷かかるため」中国の精錬シェアは90%超

レアアースの生産量と精錬シェアは次の通り(財務省資料より いずれも2024年)。
<レアアース生産量(世界合計39万t)>
▼中国 27万t (69.2%)
▼アメリカ 4.5万t(11.5%)
▼ミャンマー 3.1万t(7.9%)
▼その他 (11.3%)
(出典:USGS “Mineral commodity summaries 2025”)
<レアアース精錬シェア>
▼中国 91%
▼マレーシア 4%
▼ベトナム 1%
▼その他 3%
(出典:IEA “Global Critical Minerals Outlook 2025”)
生産量を見ると、中国のシェアは約60%で、2位に約10%のアメリカが続きますが、精錬シェアでは中国が91%と非常に高くなっています。
この数字について、東京財団の柯隆氏は「精錬に環境負荷がかかるため中国のシェアが高い」と指摘。共産党一党独裁の中国では、こうした環境負荷に目をつぶることができるのです。企業側の対応としては、「当面は在庫を増やすなどして備えるしかないが…」と言います。
また、中国は以前からレアアースを“戦略物資”として認識していたと、ジャーナリスト・武田一顕氏は指摘。かつて最高指導者であった鄧小平氏の「中東に石油あり、中国に希土(レアアース)あり」という発言にも言及しています。














