「原則を徹底した判断」で「生い立ち」は評価されたのか

 裁判の大きな争点の一つが、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)への多額の献金による家族の崩壊など、山上被告の「生い立ち」が犯行にどう結びついたかでした。 判決では、「被告の意思決定の過程は強い非難に値し、生い立ちが影響したとは言えない」と退けられました。

 これについて川﨑弁護士は、司法における「原則を徹底した判断」だと指摘します。

(川﨑弁護士)
「原則は基本的にはどんな理由があっても『殺したい』と思ったらダメなので、過去の困りごとは評価しません、という考え方が多い。原則を徹底したらこういう形になるのかなとは思います」