平年はあまり雪が積もらない新潟市の中心部でも19日、久しぶりの積雪に悪戦苦闘する人々の様子が覗えました。

新潟市中央区では、駐車場でタイヤを雪に取られてスタックしてしまう車もあちこちで見かけましたが、困ったときはお互い様とばかりに、多くの人が集まって車を押し出す光景が見られました。

【記者リポート】「新潟市中央区でもかなりの雪が降り続いています。建物の屋根を見ますと、10cmから20cmほど積もっているのが見えまして、人々は除雪の作業に追われています」
駐車場2台分の雪を取り除くのに3時間ほどかかったそうです。
【中央区 動物病院医師】
「この辺の新潟市は雪を捨てる場所がなくて。そうすると上に積み上げていかなきゃいけないので、結構重労働になりますね」
【中央区 90代】
「年寄りにはこたえますね。もうやりたくないんですけど、車がつぶれると困るので仕方なく…」

新潟市東区のホームセンターには、除雪用品を求めて多くの人が訪れていました。

【記者リポート】
「入り口の横には、雪かき用のスコップからスノーダンプまで、およそ50mに渡って除雪用品が並んでいます」

【中央区 20代女性】
「会社の人たちに、買ってきてと“おつかい”頼まれました。この後みんなで除雪します」

【西区 子ども(8歳)と父親(40歳代)】
「じいじの家のね、スコップ折ったから買いに来た!」
「突発的にドサッと降ることが多いので…そのときが難儀です」

コメリパワー・河渡店の話では、19日は、雪が降る前の先週と比べて、除雪用品がおよそ5~6倍売れているといいます。

【コメリパワー河渡店 菊池武士店次長】
「昨日までは、スコップ・ラッセル類が売れたんですけど、今日は比較的雪が積もりましたので、雪を多く運搬するスノーダンプなどの除雪用品が売れています」

コメリパワー河渡店では、今後の本格的な雪の季節となる1月・2月を前に、早めの準備を呼びかけています。
