キーワードは「トランプ」「根っこの需給」

続いては、相場を占う<2026年のキーワード>をあげてもらった。

三井住友信託銀行』瀬良礼子さん:【トランプ】
「トランプそのものというよりは“トランプ周り”。まずはFRB議長がどれくらいハト派の人が選ばれてくるのか。それからトランプ関税の違法性の判断。どんな判断でもマーケットにはかなり影響を与えそうだ。さらに中間選挙。アメリカの景気は悪くはないが、格差が開いている。中間選挙に向けては格差の下の方をサポートする動きが出やすい」

――景気の面では今のところ大きな落とし穴はなさそうだが、“サプライズ的要素”を見た方がいいと

そして、植野さんは「構造的な円売り」に注目する。

『三菱UFJモルガン・スタンレー証券』植野大作さん:【根っこの需給】
「ドル高円安が進む、あるいはユーロや人民元に対してものすごく円安が進むのは、誰かが売っているから。日本は資源がなくてデジタルインフラの基盤もないから、貿易サービス赤字の決済のために、常にドルを買わないと電気もつかないパンも食えないスマホもいじれない国になってしまっている。まずその“日常生活から染み出ている円売り”が非常にしつこい」

他にも、NISAで日本株ではなく外国株を買う形で、円が売られる。

植野さん:
「あるいは企業が対外直接投資を年間20兆円ぐらいしていくというのも、『人口が減っている日本だけで投資をしていても儲からない』とみんなが思っちゃっているのが大きい。金利の方向性や政治の安定性などと関係ない部分で円が売られているというのが影響としては非常に大きいのではないか」