2026年で11回目を迎えた新年恒例の相場予想会。毎週番組で為替の予想をしている“為替のプロ”は「2026年のドル円相場の行方」をどう占うのか?

2025年の「円高予想」敗因は?

2026年は円安に歯止めがかかるのかー

予想するのは『バルタリサーチ』花生浩介さん、『三菱UFJモルガン・スタンレー証券』植野大作さん、『三井住友信託銀行』瀬良礼子さん、『バンク・オブ・アメリカ』山田修輔さん。4人の為替のプロたちが2026年の相場をズバリ予想する。

その前に、2025年の答え合わせから。12月31日の終値は156円73銭だったが、それぞれの予想はどうだったのか。

<2025年末ドル円相場の予想>
▼山田さん【160円】
▼植野さん【159円】
▼瀬良さん【145円】
▼花生さん【140円】

――ニアピン賞は植野さん。勝因は?

『三菱UFJモルガン・スタンレー証券』チーフ為替ストラテジスト 植野大作さん:
「なんとかニアピンになってホッとしている(笑)。トランプさんが相互関税を下げてくれなかったら4月の139円からさらに墜落していったと思うけど、意地を張らずに関税を下げてくれたことが勝因の1つ。あとは自民党総裁選で、もし小泉さんが勝っていたらもう少し円高になっていた」

<ドル円相場 2025年>
▼1月1日:157円20銭
▼4月22日:139円88銭★最円高
▼10月21日(高市政権発足):151円94銭
▼12月31日:156円73銭 

「160円」と距離の近さでは2番目となったのは、『バンク・オブ・アメリカ』の山田さん。

『バンク・オブ・アメリカ』主席日本FXストラテジスト 山田修輔さん:
「25年は円安だったが実はドル安もついてきて、ドルも円も弱い1年になった。日本は実質金利が低くて財政懸念がある。アメリカは財政懸念があってトランプ政権の不確実性。ヨーロッパも防衛で財政が拡大していくということで世界的に通貨の信認が低下していった1年なのかなと」

――元来“円高派”の2人は大きく外した

『バルタリサーチ』花生浩介さん:【140円予想】
「レンジ(価格が上下する一定の範囲)は大体想定内だったと思うけど、やはり夏場以降の円安は予想外だった。もちろん高市政権の発足というのはあったと思うが、それよりも手前で、日銀の金融正常化の遅れを投機筋辺りが見切ったというのはあると思う」

『三井住友信託銀行』マーケット・ストラテジスト 瀬良礼子さん:【145円予想】
「7月8月ぐらいまでで25年が終わっていたら、私がニアピンだった(笑)。やはり10月以降の高市トレード、これが想定外だった」