“西半球を再びアメリカの裏庭に”トランプ大統領の狙い

ベネズエラの石油利権確保を明言しているトランプ氏。8日には軍事攻撃の成果を誇るかのようにこう述べた。

トランプ大統領(8日)
「我々は数十億ドル、数百億ドルの石油を手に入れた。最終的には数兆ドルになるだろう」

アメリカによるベネズエラへの関与は、数年単位で続くとの見通しも示した。

トランプ氏の狙いはどこにあるのか。

トランプ大統領(3日)
「新たな国家安全保障戦略のもと、アメリカの西半球での優位は二度と揺らぐことはない」

2025年12月、トランプ政権が新たに公表した国家安全保障戦略。

同志社大学(米政治・外交) 三牧聖子 教授
「強く打ち出されたのが、西半球をこれから重視していく。単に重視するだけではなく、西半球を再びアメリカの裏庭のようにする、一種の勢力圏にしていくという発想が盛り込まれている」

西半球とは、経度0度で分けた西側の半分で、北米・中米・南米を含む地域を指す。

同志社大学(米政治・外交) 三牧聖子 教授
「今回、打倒されたマドゥロ政権は、中国・ロシアをバックに持って、非常に反米的な姿勢を示していた。(アメリカは)場合によっては、軍事力を使って(他国の政権を)転覆して、アメリカのビジネスにとって都合がいい政権が誕生することを望んで、行動していくのではないかと思います。

アメリカの野心は、決して中南米にとどまらず、(同盟国の)デンマークのグリーンランドも『欲しい』と」

資源も豊富なグリーンランドをめぐって、同盟国のデンマークに対し、トランプ政権は軍の活用も選択肢の一つとしている。