言論弾圧激化 背景に経済政策の失敗

アジア経済研究所の坂口安紀氏は、「ベネズエラの言論弾圧は激しさを増していた」と話す。

アジア経済研究所 坂口安紀 主任研究員
「(2024年の大統領選の際)わずか1か月で1500人以上、数千人の市民が拘束・逮捕されています。未成年者も子どもたちも含まれます。その中で25人が命を落としています」

“反米の旗手”と呼ばれたチャベス元大統領。

チャベス元大統領(2009年・国連総会)
「帝国主義者の“ヤンキー”は家に帰れ」

貧困層から圧倒的な人気を集めた一方で、反体制派の弾圧を強めた。その死後、後を継いだのがマドゥロ氏だ。

マドゥロ大統領(2013年)
「人権を守る、貧困を救う、祖国を守る。独立と民主主義を尊重する」

坂口氏は、マドゥロ氏の経済政策の失敗が、弾圧を強めた背景にあるという。

アジア経済研究所 坂口安紀 主任研究員
「国内総生産がわずか7年で5分の1に縮小したり、13万%のハイパーインフレに見舞われたり。食べ物がなくなり、多くの人が、国民の4分の1が(国の)外に逃げました。それでも政権にいたのは、軍を掌握しつつ、反政府派の市民や軍人に対する諜報活動、そういう中で、多くの人権弾圧や抑圧、多くの方が命をなくした。

アジア経済研究所 坂口安紀 主任研究員
「アメリカの軍事アクションは批判されるべきだが、だからといってマドゥロ大統領を容認するということではない」