相次ぐ値上げの影響もあるのでしょうか。ふるさと納税では今、日用品のニーズが高まっています。

■ふるさと納税 例年に比べ日用品の人気高まる

「ふるさと納税」の返礼品といえば、和牛ステーキにいくら、うなぎといったちょっと贅沢な高級食材というイメージでしたが、ふるさと納税の総合サイト「ふるさとチョイス」の田中絵里香さんはこう分析します。

ふるさとチョイス 広報 田中絵里香さん
「物価の高騰を受けて、ふるさと納税のお礼の品としては、例年に比べて日用品への人気が高まっています」

街の人は…
「色々物価が高くなってることを考えると、日用品もありなのかな」
「友達もそういう人が増えてる。洗剤とか柔軟剤とかはあって困らないものだし、どうせ買うもんですからね」


「ふるさとチョイス」によると、食用油は前年比1.5倍、ティッシュペーパーは1.4倍、トイレットペーパーに至っては3倍近く増えているということです。

■静岡・富士市では「トイレットペーパー96ロール」が人気!

製紙業が盛んな静岡県。中でもトイレットペーパーを返礼品にしていた富士市では、寄付件数が去年の1.9倍に増え、1万円の寄付で「トイレットペーパー96ロール」という返礼品が人気を集めているそうです。

初めてトイレットペーパーを返礼品に選んだ吉澤さんはこう話します。

「今年は生活費がいろんな面で上がってきたので必需品がほしいなと思って。実質2000円の負担で半年分ぐらいのトイレットペーパーをいただきました」

でも家族の気持ちは複雑なようで、小学5年の息子さんは「予想外!焼肉とかのお肉とか食べるものが良かった」とこぼしていたとか。