日照時間の短さも脳内の働きに影響

こうした年末年始など、長い休暇明けに感じる心身の不調は、「正月病」と呼ばれることもあります。
たての心療クリニック 立野貴大医師
「正月病は、正式な病名ではありません。12月は忙しく、活動するための交感神経が優位な状態が続きます。そこから長い休みに入ってリラックスモードになり、
さらに1月からまた急にギアを上げようとすると、心と体がその切り替えについていかなくなることがあります。本来はスローペースで戻りたいところを、
一気にスイッチを入れようとしてしまう。
そのことが、だるさや気分の不調につながります」
さらに北陸の冬ならではの環境も正月病を感じやすくさせるといいます。
たての心療クリニック 立野貴大医師
「冬季うつと呼ばれる、季節性のうつ状態があります。
富山は日照時間がかなり短く、冬に気分が落ち込みやすい方も多いですね。」

生活リズムの変化に加え、
日照時間の短さや活動量の低下が重なると、
体と気持ちの切り替えがうまくいかなくなります。
その結果、気分を安定させる脳内の働きにも、
影響が出やすくなるといいます。
たての心療クリニック 立野貴大医師
「日光が少なくなると、
セロトニンが減ってしまいます。
セロトニンは、気分を安定させる働きがあり、
“幸せホルモン”とも呼ばれています。朝にカーテンを開けて日光を浴びたり、
軽い運動をするだけでも、分泌を促す効果が期待できます」
無理をせず、まずは生活リズムを整えながら、少しずつ日常に戻っていくことが大切です。
たての心療クリニック 立野貴大医師
「症状が2週間以上続く場合や、
仕事に行こうとしても体が動かない、
涙が出る、足が震えるといった症状がある場合は、
医療機関に相談してほしいです。逆に一時的なものであれば、
睡眠や食事のリズムを整え、自分なりのリフレッシュを心がけることで、
回復が期待できます」
また、立野医師によりますと、
正月病の対策として、日常生活で無理なくできることがあるということです。
・ぬるめのお湯に15分ほどつかること。
熱いお風呂は体を興奮させ、逆効果になることがあります。
・アルコールやカフェインの摂りすぎにも注意が必要です。
夕方以降は控えめにし、 白湯やハーブティーで体を温めるのもおすすめです。
・さらに、気分を安定させるセロトニンは、
アミノ酸の一種「トリプトファン」を材料に、
体の中で作られます。
卵や魚、大豆など、身近な食品をバランスよく摂ることが大切です。














