■「8億円当選」はウソ 

Amazonの事例もそうなんですけど、それ以外の特殊詐欺の被害は結構ありまして、ここ最近の事例を見ていきますと、ウソの高額当選メールが届いたという事例なんですが、「8億円が当選しました」というメールが届いた鳥取県在住の30代女性は、「処理費用が必要になります。電子マネーを購入してください」というようなことがありまして、最初6万5000円だけ払ったそうなんです。

ただ、次のステップに進むには、またさらにお金が必要ということで、どんどん振り込んでいって電子マネーを購入していった結果、441万5000円の被害にあったという例もあったということです。

井上キャスター:
コンビニエンスストアに自分で行って決済して毎回払っていったってことなんですか。

南波キャスター:
12月1日から7日にかけて、さらに435万円を払ったということです。

ホランキャスター:
でも、のちのちに大きなお金が入ってくるのであれば、今別に出てっても結構大金だけど大丈夫かっていう気持ちになってしまったっていう。

■インスタで「円をドルに換えるだけで儲かる」詐欺

南波キャスター:
特殊詐欺の事例ですが、インスタグラムで自称シンガポールの男性と知り合った北海道在住の20代女性が、「円をドルに換えるだけで簡単に儲かるアプリがあるよ」と紹介されまして、最初1000円を振り込んだところ、少しの利益があり、再び5000円を振り込んだら、さらに利益があったということで、そこから520万円一気に振り込んだところ、アプリが利用できなくなって、運営側と連絡がつかないというような事例もあるということで、本当に多様化してきてますけど、本当に巧妙な手口にもなってきてるなという印象です。

井上キャスター:
最初わざわざ利益が出るように少しずつ。それで大金が入ったところで引くっていう。しかもインスタグラムでと。しかも報道されたことで、また新しい手口を多分考えてますので。

ホランキャスター:
どんどん見分けづらくなりますからね。