全国でも珍しい「蒸し製玉緑茶」のそのぎ茶

海に面した斜面地に茶畑が広がる、長崎県東彼杵町(ひがしそのぎちょう)。県内で生産するお茶のおよそ7割を占めるお茶処だ。

そのぎ茶は、その味と品質が高く評価され、全国茶品評会や日本茶AWARDなどで優秀な成績を収めてきた。

「そのぎ茶」は全国でも珍しい「蒸し製玉緑茶」

まず茶葉を蒸した後、4~5時間回転させながら乾燥させる。

一般的な煎茶のように茶葉をまっすぐ整えないため茶葉が痛みにくく、お茶本来の甘みを引き出すという。

さらに、弧を描いている茶葉はほどけにくく、ゆっくりと開くため、まろやかな味わいになる。

製茶問屋 西海園・二瀬浩志社長
「(一般的な)煎茶はやっぱり香りがいい。お湯を通したときに、葉っぱがすぐ開いていくんですけども、蒸し製玉緑茶はじわっと広がってくるので、二煎目までしっかりとした味が楽しめますね。まろやかな旨味と甘みも凝縮されているんで、その違いはあると思いますね」
しかし国内のお茶の生産量を見ると、鹿児島県と静岡県でおよそ8割を占めており、長崎県のそのぎ茶のシェアはわずか1%。

製茶問屋 西海園・二瀬浩志社長
「九州出るとやっぱりそのぎ茶っていう名前聞いたこともないとか、長崎でお茶取れるんですかっていう方がいっぱいいらっしゃるんでですね」

茶友・松尾政敏社長
「いろんな広がりが全然ないわけではないんだけど、やっぱりもうちょっとね、もうひと押しっていうところはあるかと思います」














