加湿器の手入れは?

──カビの原因になることもある加湿器は、念入りに手入れしたいですね。

(東洋産業 大野竜徳さん)

「これから活躍する加湿器は、できるだけ分解して洗浄し、一度しっかり乾燥させましょう。

ぬめり汚れをしっかり落としてから漂白剤につけると効果的です。特に吹き出し口周辺、水のタンク、水をためている振動子周辺は要注意です。

洗浄後は、必ずしっかり乾燥させてください。掃除をさぼった加湿器は、カビのガーデニング状態になっている可能性があります」

手入れしないとカビの原因になることも。

大切なのは「換気」

──大掃除のときは強力な洗剤などを使うこともありますから、気をつけたいですね。

(東洋産業 大野竜徳さん)

「掃除の際に準備しておきたいのは、特別な道具よりも安全対策です。ゴム手袋とマスクは必須ですし、換気できる環境を整えてから作業を始めることが大切です。

大掃除では汚れに合わせて洗剤を準備しますが、カビ取り剤や漂白剤を使う場合、複数の洗剤を併用しないことは非常に重要なポイントです」

「そう、まぜるな危険ですね。風通しを良くして使用するのは当然ですが、ここだけは絶対に守ってください。

掃除に熱中しすぎて気づかずバタン、ダウン、年末に救急搬送、という事態は誰も望んでいません。

体調がすぐれないときは、特に異常を察知する力も落ちていますので、くれぐれも注意しましょう」