いよいよ年の瀬。年末の大掃除に取り組んでいる方も多いことでしょう。

大掃除は、普段の掃除では手の回りにくい、水回りや換気扇、窓ガラスなど、「目に見える汚れ」に意識が向きがちです。

しかし、実はこの時期こそ注目してほしいのが「カビ」なのだと、企業や住宅の衛生管理などを手がける東洋産業の大野竜徳さんはいいます。

目につきにくいカビ

──カビにはどんな性質があるのでしょうか。

(東洋産業 大野竜徳さん)

「カビといえば、黒い変色や、ホコリのようにふわふわしたものがこびりついている状態、まだら模様の汚れなどが見えたらアウト、見えなければセーフ。

そう思われがちですが、カビはそんなに正直な生き物ではありません。見えないところで静かに、しかし着実に勢力を広げていきます」