東京地検特捜部長がやってきた

(伊藤検事正)
「簡単に自己紹介をさせて頂きます。私は、岐阜県生まれの愛知県育ちでして、大学を卒業するまで名古屋におり、その後、検察官に任官して、新任地が高松地検でしたけれども、それまでも、その後も、なかなか愛媛県をちゃんと訪れる機会に恵まれませんでした。ただ、愛媛県に関しては「現存十二天守」のうちのふたつ、松山城と宇和島城がありますし、道後温泉もあり、また、文学的にも優れた地として、私にとっては、憧れの場所のひとつでした。このたび、松山地検・検事正を拝命しまして、当地に赴任することができて、大変うれしく思っています」

「ふたつめとして、就任にあたっての抱負ですけれども、検察の役割は、ひとつひとつの事件について、適正な捜査・公判により真相を明らかにし、事案に応じた刑罰の適正な、かつ、迅速な適用実現を通して、県民の皆様の安心安全を守り、信頼に応えていくことだと思います。正直者が馬鹿を見ない社会を実現できるように、検事正の重責を自覚しつつ、これまでと同様、気負わず、自然体で職務に当たりたいと思っていますし、今後、松山地検の職員とともに、ひとつひとつの事件に、真摯かつ丁寧に向き合い、警察など関係機関とも連携して、検察の役割をしっかり果たし、信頼される検察であるよう努めたいと考えています」

(テレビカメラはここで退出させられます)