不審船の目的は・・・「海底ケーブルの切断」 有罪判決も

暗闇の中サーチライトで照らされる不審船。

2025年2月、台南沖で海底ケーブルが敷設されている海域に“不審船がいる”と通報が入り、台湾沿岸警備隊が午前4時に現場へ急行。
船籍は西アフリカ「トーゴ」。船員たちは呼びかけても乗船検査に応じない。

並走すること6時間。夜も明け、台湾沿岸警備隊はようやく不審船に乗り込んだ。

不審船に乗っていたのは8名の中国人。

その後、中国人船長は海底ケーブルを示す地図を保有していたことなどから、「海底ケーブルを故意に切断するために禁止海域で錨を下ろした」として懲役3年の判決を受けた。

これが台湾で初めて「海底ケーブル切断」の有罪判決となった。