東京ではない場所で働きたいという思いが強かった
―――就職先に決めた理由は?
大阪にテーマパークができることが僕のなかで大きくて。アメリカは各都市でいろいろな特徴があったりするのに比べて、日本は全てが東京に一極集中しているな、とすごく感じたんですよね。ですので、日本で働くのであれば、やはり東京ではないところで働きたいという思いが強く、そうした中でこういうテーマパークは、街に影響を与えることができるんじゃないかなと当時思いました。
―――2000年の入社以降、手ごたえのあった仕事は?
最初、インバウンド担当をした時は、まだそれほど海外が大きな集客ではなかったんです。外国に行っても、ユニバーサルが何かわからない旅行会社もいらして。そうした中で、いかにして海外の人に、この「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」をわかってもらうか、旅行会社の方とさまざまな戦略を考えた結果、いまのものすごい数のインバウンドのお客様につながっている。他の都市に比べても、大阪のインバウンドの数は非常に多い。もちろん我々だけの力でだけではないですが、少しだけでも貢献できたのかな、というのはあります。
―――失敗談は?
うまくいかなかったこともあったんだろうけど、ぱっと思いつかないんですよね。その理由は、うまくいくまで、しつこく粘り強くやるところがある。周りの人からもしつこいって言われるぐらい諦めない。もちろん闇雲にあれもこれもやる、というのではないですが、市場の変化なども見ながら、あの手この手、いろいろなやり方で。目標が7、8年変わらなかったということもありますね。














