米中関係 カギ握るトランプ氏も“心ここにあらず”か

山形純菜キャスター:
日中関係という部分で大きなポイントになるのが、4月に予定されている「米中首脳会談」です。
アメリカのトランプ大統領の中国訪問が実現しそうということですが、ここで米中の関係が深まると、日本は“蚊帳の外”になるのではないかということです。
そうなる前に、日本は3月にアメリカを訪問しての会談を打診しているということですが、日程はまだ調整中という状況です。
井上貴博キャスター:
中国はこれからも日本にプレッシャーをかけるのかもしれませんが、トランプ大統領としても中間選挙もあるので、自分の政権のことを考えて中国とある程度うまくやりたいというところでしょうか。だとすると、日本に対しても「うまくやって」というところなのかもしれません。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
トランプ大統領は、日米同盟というよりも自分のビジネスや中国との関係、それから11月の中間選挙に向けて、例えば中国にトウモロコシや大豆を買ってもらうことで得点にしたいと思っているでしょう。そういう点では、日本が頭越しで米中の関係改善が進むという環境にあります。
高市総理としては、できれば1月、1月が難しければ3月に訪米して、「あまり中国との関係を急がないでください」とトランプ大統領に告げたいと思いますが、トランプ大統領は、もう“心ここにあらず”で、米中関係を優先するということになっているでしょう。ここは日本外交にとって非常に厳しい局面だと思います。
高市総理は、経済をどううまく運営していくか、それから日本を頭越しの米中改善にどう楔を打っていくかということで、なかなか難易度の高い課題を抱えていると思います。














