「副首都」設置のメリット・デメリット

 まず、「副首都」と聞くと大阪を思い浮かべる人も多いかもしれません。実際に大阪府の吉村知事は大阪に置くべきだと主張していますが、この構想は副首都を東京以外の都市に置くことを目指すものです。

 副首都を設置するメリットとしては▼災害時のバックアップ、▼一極集中の過密解消、▼移転先の街の発展 が挙げられます。一方でデメリットは▼(分散することによる)非効率、▼移転・運営にばく大なコスト、▼首都衰退のリスク、です。

 海外に目を向けてみると、フランス(パリ)、イギリス(ロンドン)は首都集中型と言えるでしょう。一方でドイツ、オーストラリア、ブラジルは首都以外にも大都市がある非集中型だということです。