フルート三昧の日々…音楽科のある小諸高校に進学
中学時代にフルートを始め、全国大会にも出場した藤澤は、音楽の道に進む決意をする。
「もう気が付いたらフルート三昧の毎日で。これはフルートをいかして今後もやっていきたいなって。高校も受験したいなと思いましたし、音楽大学にもそこで目指そうと決めて、高校を漠然と探したときに、長野県の中に音楽科の学校がありました。それが小諸高校。ここに行こうと決めて受験しました」
「中学時代は人間関係といいますか、あんまり自分の中では上手にできていなかったかもという印象が自分の中であって。そういうモヤモヤがあったので高校に入ってからは、同級生とも、先輩方とも仲良くしたりとか、かわいがられたりとか。なんかそういう人でありたいなと思って」

「朝、音楽科・音楽棟の練習室が使えるということで、絶対に毎日練習すると決めていたので、長野市から通っていたから、朝5時に起きて、自転車で駅まで行って、丸まる1時間列車に乗って、小諸駅からは40分歩いて来ていましたね」
高校では吹奏楽はやらず、主にソロ演奏に取り組んでいたが、そこで気づいたことがあると藤澤は語る。
「楽譜を見てパッと歌うという「初見視唱(しょけんししょう)」っていうんですけど、その授業が好きでしたね。やっぱり歌うことも好きだったので。あと「合奏」の授業が一番好きでした。僕は中学で吹奏楽をやって、高校では吹奏楽はやらなかったんですよ。だから基本的に練習室で、1人で練習して、レッスンを見ていただいて、試験とか演奏会も1人で演奏するというのがベーシックな3年間だったので、僕ってやっぱり人と合わせるのが好きなんだっていうことも気づけた3年間でもありましたね。だから、週1回ある合奏の授業や、定期演奏会で弦の皆さんや声楽の皆さんと一緒にアンサンブルするということが一番好きでした」














