今年もあと9日となりました。皆さんは今年、「行列」に並ぶことはありましたか?この週末も長い行列が出来ていました。
「行列」をキーワードに2025年の世相を見ていきます。

万博で大盛況“インドネシア館” 帰国後は映画化の話も…

井上貴博キャスター:
2025年イチのイベントと言っても過言ではない、4月13日~10月13日にかけて行われた「大阪・関西万博」。総来場者数は約2900万人ということで、連日長蛇の列になりました。

イタリア館は5時間以上待ち、アメリカ館は2時間以上待ちなど、人気パビリオンが様々ある中で、着目したのが「インドネシア館」です。

最初は閑散としていましたが、行列のきっかけになったのが「ヨヤクナシソング」

「ヨヤク ナシ デ 待ち時間 ナシで」とパビリオンの出入口付近でノリノリで歌ったり踊ったりしていました。この陽気な明るさが人気を呼んで、人が殺到しました。

そもそもは「予約なしで入れますか」という問い合わせが殺到したため、こちらから情報を発信してみようと曲を作ったそう。もともとインドネシアには“替え歌文化”があるそうで、10曲以上のレパートリーができたといいます。

インドネシアの文化・踊りの中で行った対応が、SNSで反響を呼び、一躍人気パビリオンとなり、累計来場者は約350万人と、目標を大きく上回る結果となりました。

インドネシア館公式MCの大場亜沙美さんによりますと、「『自分たちも楽しもう』と歌詞や踊りをスタッフ自らが考えた」とのこと。

万博閉幕後、インドネシア館のスタッフはどうなったのか。

帰国後も大臣主催のパーティーでお祝いをされ、皆さんよく頑張ったということで表彰を受けたそうです。インドネシアのプラボウォ大統領と一緒に写真撮影もしていました。

また、インドネシア館の公式ブック出版記念式典も行われ、そのときに大臣から“映画化”の話をされたということです。