船の上でけが人や病人が出た際に、医師が海保のヘリなどで駆けつけ治療にあたる「洋上救急」の訓練がありました。

(記者)「鹿児島航空基地です。あちらのヘリでは、急病人が出たという想定の訓練が行われています」
鹿児島、熊本、宮崎の3県から医師や看護師など35人が参加したのは、貨物船で急病人が出たとの想定で行われた「洋上救急」の訓練です。

こちらは、おととし屋久島沖で行われた「洋上救急」の様子です。『洋上救急』は医師が海保などと連携し、船上で応急処置や搬送を行うものです。
この日は救助者に見立てた人形に心臓マッサージ機をつけ、ヘリに吊り上げるまでの手順などを確認しました。
訓練に参加した医師からは…

(鹿児島大学病院・本石直志医師)
「狭いヘリ内であると、難易度が違うなと思いました。いい経験になりました」
十管本部によりますと、去年までの5年間で洋上救急で出動した件数は5件だったということです。














