「事実を話してほしい」遺族の願い
現在、山名さんは現場となった実家に単身で戻り、裁判の行方を見守りながら生活している。裁判終結後は、民事訴訟を起こす予定で、賠償よりも真実を明らかにするための闘いだという。
「可能性としてゼロではないので、何が起こったかという事実を話してほしい。被告の訳の分からないことを聞かなきゃいけないって思うと嫌ですけど、それが自分のすべきことの一つだと思うようにしています」
「亡くなった人間は生き返らないし、過去には絶対戻れない。どういう状態で、どういう動機と感情で“こそ泥”をして、見つかったら殺すのか。しかもあんな残虐な方法で…。それを日本中にニュースとして伝えてほしい。人間って、そういう感情や立場になったら、こんなことをするんだということを本当に知ってほしい」
事件の真相を明らかにしてほしいという遺族の願いが、いつか叶う日は来るのだろうか。














