良いモノを「値ごろ感を出せる」価格で

もう1つのブランド「イノベシア」は、港区や中央区など東京の中心部で展開する高価格マンションだ。

『オープンハウス・ディベロップメント』マンション開発事業部長・川上智宏さん:
“坪単価で1000万円以上”の物件。プラスαで素材にこだわったり、共用部にアートを取り入れたりしている」

「安さ」だけでなく、「高付加価値」の高い価格のマンションにも力を入れるオープンハウス。今後についてはー

川上さん:
「良いものを“値ごろ感”を出せる価格で出すのが一番のポイント。同じエリア内では他社より値ごろ感が出る、“良いものを安く”ということは変わらずやっていく」

「客のニーズに応えて」事業拡大

これまでは戸建て販売が中心だったオープンハウスが、マンション、そしてホテルと事業を拡大する理由は何なのだろうか。

『オープンハウスグループ』サステナビリティ推進部副部長 横瀬寛隆さん:
「メインのニーズは、当初は“若い世代の手の届く都心の立地の良い戸建て”だったが、だんだん“ニーズのバリエーションが増えてきた”。マンションやアメリカ不動産などの延長線上に今回のホテルもある。全て共通しているのは“客のニーズに合わせて”価値ある不動産を届ける」

そして今後も新事業への参入を続けていくという。

横瀬さん:
「地方都市のまちづくりなども積極的に取り組み始めている。『都心の好立地の家もいいけど自然豊かな場所でゆっくりできる場所も欲しい』といったニーズもあるので、どちらの商品も提供できるように“都心も地方も両方”しっかり盛り上げていく。“総合ディベロッパー”として成長していきたい」

(BS-TBS『Bizスクエア』 2025年12月13日放送より)