おみくじ大解剖① 将軍もくじで決まった! 歴史も動かすその力と、和歌に込められた真実

初詣の定番といえば、おみくじ。年の初めの運試しとして、多くの人が「大吉」や「凶」の結果に一喜一憂します。

でも、そのおみくじの引き方や読み解き方、もしかしたら大きな勘違いをしているかもしれません。

「おみくじの主役は、吉凶ではありません」「項目別の運勢、全部自分のことだと思っていませんか? それ、違うんですよ」

そう語るのは、おみくじの文化史を研究する成蹊大学文学部の平野多恵教授。日本の古典文学を専門とし、神仏からのメッセージである「詩歌」を切り口に、おみくじの奥深い世界を探求されています。

成蹊大学文学部の平野多恵教授 撮影:山口大輝

今回は平野教授に、知っているようで知らなかったおみくじの真実、そして人生を豊かにするおみくじとの付き合い方について、たっぷりとお話を伺いました。この記事を読めば、次におみくじを引くのがもっと楽しみになるはずです。