徒歩での避難 メリットも

東北大学 災害科学国際研究所 佐藤翔輔 准教授
「徒歩で逃げる方が、柔軟に機敏に臨機応変に対応できるメリットもある。徒歩で避難する実践訓練をすると、どちらが優れているか体感できるかと思いますので、ぜひ一度徒歩で行ってみていただいて、そのうえで改めてご自身で考えていただきたい」

今回の地震であらためて、浮き彫りになった車での避難を巡る課題。八戸市はあらゆる機会をとらえて、原則は徒歩での避難であることを周知したいとしています。

八戸市の沿岸では「大津波警報」が発表された場合、30~40分ほどで津波の第一波が到達するとされています。限られた時間のなかで、自分が避難すべきかどうかを判断することが必要になります。そのためには、常日頃から「津波警報」あるいは「大津波警報」が発表されたときに、自分の住んでいる場所では、どのような行動が必要になるのか整理しておくことが大切になります。