渋滞・混乱も… 東日本大震災でも大きな課題となっていた“車避難”

青森県東方沖地震で多くの八戸市民が選んだ「車での避難」。
その理由について、小中野地区に住む男性はこう話します。
八戸市小中野3丁目に住む男性
「車はひとつの財産であるということと、そのあとの生活のことを考えると、車がなくなるのは大きい」

車での避難は、東日本大震災で大きな課題となっていました。宮城県気仙沼市では、大津波警報が発表されるなか、渋滞が発生して混乱が起きました。こうした課題を踏まえ、八戸市は津波が発生した時は原則、徒歩で避難するよう定めています。車で避難できるのは、海や川沿いに住んでいて、ゆっくりとしか歩けない人です。ただ、津波に関する避難計画は現時点では、八戸市民に浸透しきってはいないようです。

八戸市小中野3丁目に住む男性
「(原則徒歩での避難は)知りませんでした。ハザードマップは見ているが、避難の指針をあらためて読んだことがなかったですね。小中野から逃げると言ったら、徒歩でどのくらいの距離を歩けるのか…。想像がつかない。あまり逃げられないののではないか…」














