専門店では・・・

東京都中央区の老舗の鳥専門店『鳥近』に取材すると、「朝取り玉子Lサイズ」1パックの販売価格は320円、赤玉子が360円でした。(12月17日時点)

お店の名物「玉子焼」は1本980円。
去年は900円で販売していましたが、たまごの高騰により値上げに踏み切ったといいます。

「鳥近」代表 木越裕子さん:
今年に入ってからもたまごの仕入れ値がどんどん上がっていて、すごく悩んだんですけど、6月に1回50円上げて950円で販売していて。
そのまま落ち着いてくれればと思ったんですが、またさらに上がっているので、今月からやむを得ず30円値上げして980円にさせてもらいました。

ーーお客さんの反応はいかがですか?

「鳥近」代表 木越裕子さん:
値上がりしているのがわかってるせいか、「仕方ないわよね」っておっしゃってくださるお客様も多いですね。早く(高騰が)落ち着いてもらいたいと思うんですけど。

お店で玉子焼きを調理されている方に、自宅でできる「たまご節約の工夫」を教えてもらいました。
◆卵焼きはお出汁を少し多めに入れる。油を多めにひくことで、仕上がりがよりふっくらします。
◆オムレツは、牛乳や生クリームを多めに入れる。
◆ニラ玉を作るときは、ニラと卵を別々に炒めることで、たまごがふっくらしてボリュームアップ!

たまご高騰はいつまで

東京農業大学元教授の信岡誠治氏によるとー
世界各地で鳥インフルエンザが発生しているので、収束する春ごろまではたまごが高い状態が続くのではないかということです。

こうしたなか、政府は長期保存が可能な「冷凍液卵」の利用拡大に乗り出します。
「冷凍卵液」の整備にかかる費用を支援する方針で、16日に成立した2025年度の補正予算案に盛り込まれています。

(ひるおび 2025年12月17日放送より)