任期満了にともない来年3月に行われる鳥取県鳥取市の市長選挙に、新人で元・市の経済観光部長の大田斉之氏が立候補を表明し、16日、会見しました。

鳥取市長選に立候補を表明 大田斉之氏
「こういう状況の中で今までのままではいけないなと。もっと果敢に行動して行政としてもどんどん活動していかないといけないと強く感じている」

大田氏は鳥取市出身の64歳。1984年に市役所に入り、経済観光部長や公立鳥取環境大学の理事などを務めました。

そして退職後の現在は、行政書士やまちづくりに関わる会社の代表、経済団体や地域の協議会などの役員も務めています。

大田氏は、現在の市政を、スピード感がなく市民との距離が遠いと指摘。産官学民と様々な立場にいた経験を生かし、社会、経済、まち、そして行政の構造改革を図り、市民と一緒にまちづくりを進めていきたいと話しました。

鳥取市長選に立候補を表明 大田斉之氏
「共創、一緒につくっていくという市政を運営していくべきと思っていて、それが地域力の向上になるのではないかと考えています」

来年3月に行われる鳥取市長選を巡っては、鳥取市議の柳大地氏がすでに立候補を表明しているほか、現職の深澤義彦市長も立候補の意向を示しています。