“船の病院”ドックへ 船底を目視でチェック

 沖合での検査のあとは、船の修理などを行う設備「ドック」に入ります。やってきたのは、さんふらわあを含め年間40隻ほどのメンテナンスを引き受ける“船の病院”のような場所です。

 海中に沈めたドックに船を入れ、2時間ほどかけてドックごと浮かび上がらせます。
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 船の底が確認できるのは1年のうちでこの時だけ。見落としのないよう目を凝らします。

 (商船三井さんふらわあ・船舶二部 渡邉祥正部長)「こういう付け根のところにクラック(ひび割れ)はないかとか、点検を目視でやっていきます」
「船内に海水を取り入れる吸い込み口です。海水を取り込めなくなると、エンジンを運転できなくなる可能性もありますので、ここに詰まりがないかを入念に見ていきます」

 船の長さは165.5m、幅は27mもあります。10人ほどで1時間ほどかかりました。

 (商船三井さんふらわあ・船舶二部 渡邉祥正部長)「(Q船の状態は?)速報的なところでいきますと、曲がりとかクラック(ひび割れ)が今のところは見当たらなくて、健全・良好な状態」