まずは航海中と同じ条件で…設備や動作の確認

 フェリーは毎年1回、検査を受けることが法律で義務付けられています。沖合に停泊した「さんふらわあ」に国土交通省の検査官らが乗り込み、まずは航海中と同じ条件でエンジンの状態や設備の動作などを確認します。
18.jpg
 万が一、水が侵入した際に船の沈没を防ぐための「水密すべり扉」という装置。船内は14の区画に分かれていて、もし、水が浸入してもこの扉を閉めることで浸水がほかの区画に広がることを防ぎます。

 【点検の様子】
 (乗組員)「一斉閉鎖押しました。各トビラ確認お願いします」
 (乗組員)「ブリッジ(操舵室)の方も全部閉鎖ランプ点灯確認しています。それでは一斉閉鎖の解除しましたので、現場で全部各トビラ開放してください」

 海での事故は重大な結果を招く可能性があります。安全な航海にこうした点検は欠かせません。